お味噌汁の蓋がくっついて開かない時の対処法!【原理】
旅館の夕食で出るお味噌汁の蓋が固すぎて開かないなんてこと、ありますよね?
そんな時、どうしていますか?力づくで開けていますか?それとも、冷めるまで待ってから開けてますか?
今回は、熱々のお味噌汁の蓋を簡単に開ける方法をご紹介します。
結論 お味噌汁の蓋を簡単に開ける方法
ズバリ、お椀のふちを押して蓋を開けるだけ です。
人差し指と親指を使ってお椀を歪めるイメージです。上から見た時、お椀を楕円形に歪めるようにすると簡単に蓋を開けることができます。
(画像はいらすとや 様よりお借りしました。)
原理 お味噌汁のお椀を押し込むとなぜ蓋を開けやすいのか
蓋が開かない原因はお味噌汁の内部と大気の圧力差です。
中学校での授業を思い出してみてください。ペットボトルの中を温かい空気で充満させた後、蓋を閉めて氷水につけるとペットボトルがへこむといった実験をしたことがあるのではないでしょうか?これは温度が高いほど空気の体積が大きくなることを利用したものです。
これがお味噌汁のお椀でも起こっているのです。
熱々のお味噌汁が原因
熱々のお味噌汁を入れて蓋をすると、お椀の内部の温度が高くなりますよね。
そうすると空気が暖められて膨張します。その後、外気に触れて中の空気の温度が下がると体積が小さくなります。
これによって中の気圧が低下します。すると外側の気圧の方が大きくなりますから、蓋が内側に抑えられる力が働きます。
蓋を開ける行為はそれに逆らうものなので、蓋が硬いと感じてしまうのです。
なぜお椀を押し込むと良いのか
ではなぜ、お椀を押し込むと簡単に蓋を開けることができるのでしょうか?
それは、お椀を歪めてわずかに楕円形にすることで空気の逃げ道を作り、圧力差をなくすことができるためです。
通常、蓋とお椀はどちらも円形で綺麗に合わさっています。
そこで、お椀側だけを歪めることで隙間を作ることができるのです。圧力差がなくなれば蓋への力はなくなりますから、簡単に開けることができるようになるのです。
まとめ
お味噌汁の蓋は内部と外部の圧力差により開けにくくなっているため、お椀を押し込んで空気を逃すことで簡単に開けることができます。
このサイトでみなさんの日々の暮らしがほんの少しでも豊かになれば幸いです。
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